発熱jの家庭での手当発熱時の家庭での手当てhttp://www.bl.mmtr.or.jp/~shinjou/netu2.htm 【発熱時の注意】 1.安静に寝かせ、よく症状を見守ることが大切 2.ぬれタオルか水枕で頭を冷やす 38℃前後では水枕、39℃前後では氷のう、40℃近くでは氷のう と氷枕というのが、一応の目安といわれていますが、強く冷やすこ とは避けましょう。たいていは水にしめしたタオルか水枕で足り、氷 を必要とすることはまれです。37℃台では特別に冷やす必要はな いでしょう。水枕にはタオルか手ぬぐいをのせ、汗を吸い取ること を忘れないようにしましょう。冷やすのは額や頭で、肩や手足は温 かくします。 3.水分を補給する 38℃を越える熱があるときは、水分が不足しがちになり、水分不 足では熱が下がりにくいので、番茶、湯冷まし、スポーツ飲料など を与えます。これらは水分を補い、発汗を促し、痰があるときは痰 を出やすくしてくれます。 4.消化の良い食べ物を 熱がある時の食べ物は、くず湯、おかゆなど消化がよく、水分が 多く、温かいものが適しています。発熱のため、あるいは病気の ために胃腸の働きが弱っているので、無理に食べさせないことで す。これを守らないと嘔吐や下痢を起こします。とくに脂肪の多い 物は避けます。 5.吐き気を伴うときは、顔を横向きにする 吐物を吸い込むと吸引性肺炎を続発するおそれがあります。 【痙攣を起こした時の注意】 1.誤飲を防ぐために、横向け寝またはうつ伏せ寝にする。 2.ピッタリとした衣類やきつい襟は呼吸の妨げになるので、ゆる めるか、ぬがせる。 3.痙攣を止めようとして押さえつけたりしない。 4.割り箸などを入れて舌をかむのを防止したこともあったが、口 内を傷つけたり嘔吐を誘発しやすくなるので避ける。 5.痙攣発作が再度発現したり、痙攣後の意識回復が悪い時は急 いで受診する。 【解熱剤の注意】 対症療法、つまり患者の不快感を少しでも軽くするために医師も 解熱剤を使いますが、熱は身体の防御反応の一つであり、熱が あるからといってむやみに解熱剤を用いて熱を下げることは良い ことではありません。また病気そのものが軽快しなければ解熱剤 で一時下がっても再び熱は上がってきますので、解熱剤の乱用 はマイナスです。 37.5℃以下では解熱剤は不要で、38℃を越えて頭痛がひどい ときや、けいれんを伴うときなど、なるべく最小限に使うことです。 「平熱と発熱」も参考になさってください。 |